修理事例紹介:本日の渋谷蚤の市は雨天中止|藤沢のアンティークショップ|

Date
2023.06.11
Category
blog

こんにちは。

Instagramのストーリーでもお知らせの通り、本日の渋谷蚤の市は雨天予報の為中止となってしまいました。

初めての渋谷蚤の市出店だったので私も楽しみにしていたのですが、残念。。

ですが毎月行っているので、来月も出店できるように出店依頼をしたいと思います!

次回は7月9日(日)!!

次は晴れてくれ!!

ということで本日は通常通りお店を開けております。

雨も降ってきていますが、元気に営業中です!

さて本日は先日お持ち込みいただいた照明の修理事例をご紹介します。

お持ち込み頂いたのはホーロー(琺瑯)製のランプです。

ファクトリーランプなんて呼ぶ方もいらっしゃいますね。

こういったインダストリアル系の照明は一定数好む方がおり、シンプルながら飽きのこないデザインで人気ですね。ヴィンテージだと圧倒的にグリーンが多いですが、モノトーンな黒、グレー系もあったりします。

直付けの部分をチェーン吊りに加工し、ライティングレールから電源を取って使用したいというご依頼。

この錆びたパーツを外すのに大の大人が唸りながらバラしていきます。構造を理解した上で、半分力技です。w

やっとこさ外れました。元々ホーローの上部が少し歪んで水平ではありませんが、ここは敢えていじりません。水平にする為には他のパーツも外し叩いて整えるしかないのですが、錆などでかなり痛んでいて、その衝撃で割れたり裂けたりする可能性も十分あるからです。

もしもこういった歪みを修理したい場合は、そういったリスクもあることを説明の上で行います。

必要ないパーツを全て取り除いたので、この後は新たなパーツを使用し仕上げていきます。

パーツは依頼主とも相談の結果、全て真鍮の無垢を使用。全体に合わせて真鍮を酸化させることも提案しましたが、依頼主は無垢のままを選択されました。今後の経年変化を楽しまれる事と思われます。

ソケットはホーローと相性の良い陶器の口金 E26を使用。日本でもメインで流通している電球のサイズですね。(日本で多いソケットの口金はE26とE17です。)

コードは依頼主に選んで頂いた、皮膜のビニールが透明で銅線色が出ているcopper(カッパー)。

チェーンは施主支給なので今回は取り付けておりません。

引掛シーリングは引取りの際に細かい打ち合わせをした上で取り付けます。その場ですぐ付けられるのでお待たせしません。

これで今回の修理は完了です。

こういった照明をお持ちの方は多いと思いますので、「電気がつかない」「海外仕様で不安がある」「天井への取り付け方を変えたい」などの依頼がございましたらお気軽にご相談ください。

また、こういったランプシェードを使ってのテーブルランプ制作なんかも承ります。

それではまた。

Lighthouse Light(ライトハウス ライト) 南

湘南・藤沢を拠点としているアンティークショップ

照明の修理、クリーニングも行っております