商品紹介 & 修理風景

Date
2022.12.24
Category
blog

こんにちは。

本日は商品の紹介とその商品の修理風景を少しだけ。修理写真や動画を少しずつ撮らないとと思いながら集中していると、あ、写真撮り忘れた!とか最近よくあります。なので少ししか今回は写真がありませんが。。

今回はこちらの照明 「Fontana arte style lamp 4灯」のご紹介です。

イタリアの照明メーカー 【Fontana arte】

1932年にLuigi Fontana(ルイジ・フォンタナ)より引き継ぐ形でGio Ponti(ジオ・ポンティ)によって設立された照明メーカーです。(Luigi Fontanaはそれより以前、1881年からクリスタルやガラス加工の会社を設立し、その後Fontana arteに。)

円錐と球体を組み合わせて出来た代表作 Bilia(ビリア) ※Fontana arte HPより画像参照
同年ジオ・ポンティによって迎え入れたアートディレクター/Pietro Chiesa(ピエトロ・キエーザ)が生み出した当時画期的な紙に見えるガラスのオブジェ Cartoccio(カルトッチョ) ※Fontana arte HPより画像参照

1950年代に入り、新たなアートディレクターとして迎え入れられたフランス人ガラス職人/Max Ingrand(マックス・イングランド)。そこから工業生産体制に入り、デザインも近代化していきました。

この「Fontana arte style lamp 4灯」もその時代に作られたであろう照明です。ガラス職人が近代化していくもの作りの中から生み出した照明です。※明確な文献を発見できていない為、商品名にstyleと入れさせていただいています。

バラシ終わりました。
右のような表面の汚れを左のように綺麗にしていきます。

ガラスは手前に小さい円形のスモークがかった5mmのガラスと奥に大きい少し青みがかった5mmのガラスが4面に付いています。買い付けた際は古いパッキンがガラスの間にだけ入っていましたが、サンドする金具の間にもこういったパッキンを挟んでいきます。

修理前の状態の写真を撮っておけばよかったのですが、忘れてバラしてしまっていました。すいません。

アメリカンヴィンテージとはまた違ったモダン、ガラス工芸が盛んなイタリアならでは一品ですね。

Lighthouse Light(ライトハウス ライト) 南