新築、リフォーム物件引渡し後の照明の取り付けについて|藤沢のアンティークショップ|

Date
2024.01.27
Category
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こんにちは。

1月最後の週末となりましたね、年が明けて早くも1ヶ月。

年々時が経つのを早く感じ、仕事を詰め込まねばあっという間に年を重ねてしまいそうに感じます。

さて1月も終盤に入り少し生活がバタついている方もいらっしゃるかと思います。何故か。

この時期は施工物件の引渡しが徐々に始まる時期でもあります。皆様4月の新年度に合わせてお引っ越しをされたり、リフォームをされたりして、その前に物件に入居される方が多いです。もちろん新社会人の方、お子さんの新学期なんかもありますね。

近所を歩いたり、車で移動していても昨年まで工事をしていた物件が徐々に竣工しているのに気付きます。お店の近くの新築マンションなんかも工事で使っていた足場も取れて、外観がお目見えし始めたところがチラホラ。

そんな時期はお店にご来店するお客様やお問合せが少しずつ増えてきます。やはり新たな住まいに照明や家具を新調しようとされる方が多くなります。

そんなお客様や将来そんな時期が来る方向けのブログになります。


天井や壁に照明を取り付ける為に確認すべき点

天井照明は大きく分けて2つの取付方法があります。

それは…

引掛シーリングかそうでないかです!】

細かく言うと引掛シーリングか直付けかですね。

海外では基本直付けの一択が多いですが、日本には引掛シーリングという便利な取付方法があります。

直付けでの取り付けの場合

直付けの場合で大きく注意すべき点は1点!それは…

【取り付け場所の耐久強度があるかどうか!】

もうこれに尽きます。

どのくらいの重量の照明を取り付けるかによりますが、もし仮に気に入った照明が10kgを少しオーバーしていた場合、取り付けたい場所に補強がされていなければ「取り付けは不可能です。。。」となってしまいます。

5kg以下の照明であれば問題なく取り付けられるはずです。ただしこれはあくまでも施工の際の補強次第。

本音を言えば設計の段階で、どんな照明かは決まっていなくてもある程度大きいサイズの照明を取り付けたい願望があるお客様は、先にそれをハウスメーカー様や設計士、施工業者様に伝えておくべきです。

そうすればある程度の補強で施工をしてくれるはずなので、後から照明を決める際も安心となるでしょう。※用心深い施工業者様であればアンカーボルトを取り付けていてくれるはずです。

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アンカーボルト…木材や鋼材といった構造部材、もしくは設備機器などを固定するために、コンクリートなどの母材に埋め込んで使用するボルトのこと。

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後から補強を希望しても施工されてしまうと、やり直しの期間や費用が発生するので要注意!

引掛シーリングで取り付けの場合

新築やリフォームをされると大体1つの空間に1つ、リビングなどの広い空間であれば2つ〜は付いている場合が多いです。

そこにハウスメーカーさんや工務店さんが予算内でランプを用意している場合はいいのですが、予算とは別でお施主様支給のパターンの方が少しばかり多いです。

そういったお客様が当店に照明を購入しに来店していただくパターンが最近は増えています。

そういったお客様には写真にあるような引掛シーリングの種類を事前に調べておくことをオススメします!!

調べておいた方がいい一番の理由は

【引掛シーリングの種類によって取り付け可能な重さが違うから!】

もちろん取付方法も若干違うのですが、そこは後からの説明で大丈夫です。

引掛シーリングの種類

引掛シーリングには耐荷重5kg以下のモノと10kg以下のものがあります。

上の画像の赤丸がない方が耐荷重5kg以下、赤丸のある方が耐荷重10kg以下です。

多少形が違う引掛シーリングもありますが、耐荷重10kg以下までのものには鉄の耳が2箇所飛び出しているのでそこを見ましょう。

細かい説明をすると10kg以下のタイプは「引っ掛けローゼット」と呼んだりします。

引掛シーリングでの取り付け方は当店のHPにも掲載されているので、こちらをご確認ください。

追加になりますが、照明を取り付けたい場所の天井の高さも知っているとさらにわかりやすいので是非ご確認を!

※ちなみに最近は空間をスッキリ見せる傾向も強い為、引っ掛けシーリングやローゼットを取り払い、ダウンライトやスポットライト、空間の隅に仕込む間接照明のみの空間もあったりします。

照明デザインをしっかり行い、照明を買わずにそのまま生活が出来るようになっているのです。

こういった空間にはもちろん後から簡単に天井照明は取り付けが出来ないのでご注意を!

壁付け照明/ウォールランプの取り付けの場合

壁付け照明で確認すべき点は2点!

【補強がされているかどうか!】

【配線/コードが来ているかどうか!】

です。

天井の直付け同様、ウォールランプは基本直付けです。

なので天井同様取り付けたい場所に補強がされているかが重要です。石膏ボードだけではビスは簡単に取れてしまいますのでご注意を。

上の写真は壁付け照明の直付け板の一例です。

青い丸のところに本来は穴が空いて、配線コードが出てくる仕組みです。

赤丸部分はビスで固定する穴が空いています。今は縦に2本仮留めしてありますが、しっかり留めるのであれば4箇所のビス留めを行います。

照明によってビス留め部分はバラバラなので、どんな照明でも取り付けが出来るように、面積広めで下地の補強をしてもらった方が良いでしょう。

もう1点の配線/コードがきているかどうか、というのはそもそも配線がきていない所には照明は取り付け出来ないという事です。

新築、リフォーム同様、壁を張る前に配線を仕込んでおかなければいけないので、願望、構想のある方は事前にハウスメーカー様、施工業者様に伝えておきましょう!

当たり前に思うかもしれませんが、意外と知らずに取り付けたいと物件引渡後におっしゃる方もいらっしゃいます。ですが初めて家を建てたり、リフォームする方は知らないで当然だったりもしますね。

そこは事前にご相談あればプロから色々お教えしたいです!

番外編:ライティングレールの場合

ちょっとした番外編でライティングレールの取り付けについても少し。

下の写真のようにライティングレールを取り付ける方も最近はいらっしゃいます。

ライティングレールはメーカーでも違いはありますが、基本5kgまでの照明が取り付け可能です。

スポットライトをご自身の好きな方向に向けつつ、好みの照明も取り付けが可能なので、便利で好む方は多くいます。

こちらが天井面に付いている場合も、引掛シーリングで取り付けが可能です!耐荷重は5kgまでなのでその点はお忘れなく。

最後に…

久しぶりに文章の長いブログとなりました。

まだまだこれから新築・リフォーム物件引渡しのある方が多い事かと思います。

必要になる直前ではなく、少し余裕を持って照明のご相談をいただくことで希望/理想の住まいに近づきますので、ご連絡お待ちしております。

もちろん相談は無料です。

それではまた。

Lighthouse Light(ライトハウス ライト) 南

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