こんにちは。
Lighthouse Light(ライトハウス ライト) 南です。
今回は吊り照明を取り付ける上で避けては通れない話、天井高についてです。
1、何故2,400mmが平均なのか。
日本の天井高は2,400mmが平均と言われています。
それは色んなしがらみや昔から設定されている規格などに関わってきます。
地域によって高さ制限があり、そこから逆算して導き出したりしてきました。
構造材として使うベニヤや石膏ボードの規格が3尺×8尺(910mm×2420mm)が主流になっていて、そこに合わせて作っていくと大体2,400mm前後になっていくなど。
現場でボードを切ったりすると手間も増えて、費用も増します。
そういった作業を無くして、そのまま使い切れば無駄な端材も出ずに使い切れるので経済的。
出来るだけ皆さん安く家を建てたいので規格に合わせるとそうなっていきますね。
これ以外にも色んな説があります。
今は昔の木造以外にも様々な工法があるので、メーカーさんや工務店さんによって高さをある程度まで設定できたりもしますね。
私もお店を開くときに照明を沢山吊るので、天井の高さには苦労しました。
希望の広さや立地でも、天井高が2,400mmでは展示する際に低くなりすぎてお客様に見てもらうのに支障が出るので。。
今の物件は鉄骨造で天井をぶち抜いてスケルトンにして良いと言って頂いたので高さを上げることが出来ました。オーナーさんと不動産屋さんに感謝しています。
2、吊り照明を取り付ける上で、理想の高さとは
では吊り照明を取り付ける上で、どのくらいの高さがあれば良いでしょうか。
うちの吊り照明、ペンダントランプやシャンデリアは大体がチェーンで吊っています。
チェーンの上にはフランジを使って取り付けを行います。
チェーンはフランジを取り付ける上で、3コマ(約100mm)は取り付けたいところなのでフランジの高さ+100mmが照明の高さ以外に必要になってきます。
うちのフランジの高さは70mm、85mm、100mmと取り付け方法によって3種類の高さがあるので、どの取り付け方かによってチェーンの約100mmを足していけば良いわけです。
400mmの照明をご購入する場合、チェーン100mm+フランジが100mmの場合は全て足すと600mmになります。
もし天井が2,400mmの場合は、2,400mm-600mm=照明の下端が1,800mmになっていきます。
そう考えた際に高いと思うか低いと思うかはお客様によって違います。
もし高いと思うかたはチェーンをその分伸ばせば解決です。
しかし低いなと思う方は照明を選び直すか、照明の下を歩かないように家具(テーブルなど)を配置するか、そもそも諦めるか、もしくは天井の高さを上げるかなどが考えられます。
賃貸や借家の方は天井高は基本いじれないので、照明の高さを考えながら検討したり、家具の配置を考えて購入する方が多いです。
物件を購入される方は天井の高さを上げると言っても、すでにある程度まで施工が進んでしまっては難しい話になってきますね。
ですのでもしご自宅やお店を検討していて、吊り照明を取り付けたいとお考えの方はあらかじめ天井の高さも設定しておかなければいけません。
ここに書いた事はほんの一部なので、照明について何か相談事がございましたら是非ご連絡ください。
Lighthouse Light 南